八重歯をインビザライン矯正で治す!ビフォーアフターを紹介
- 歯科医師
- 土黒さくら医師
(赤坂さくら歯科クリニック)
鹿児島大学の歯学部を卒業した後、大型医療法人グループの歯科医院の分院長に就任しました。その後、そのほかの歯科クリニックで経験を積んだ上で、赤坂さくら歯科クリニックを開設しました。私はインビザライン認定医として、インビザラインやキレイラインの治療を日々実施しており、多くの患者様から満足の声をいただいています。
八重歯とは、一般的には犬歯(3番の歯)が飛び出ている状態のことを言います。
日本では、笑ったときに見える八重歯がかわいいと言う方もいますが、八重歯をそのままにしておくと、健康上問題が出てくる可能性があります。
この記事では、インビザラインで八重歯を矯正したビフォーアフターと、八重歯を放置するリスクなどを紹介します。
八重歯の矯正は軽度であれば部分矯正でも可能ですが、多くの場合、奥歯を含めた歯列全体を矯正します。
どのような矯正プランが適切か自己判断することは難しいので、まずは歯科医師に見てもらいましょう。
赤坂さくら歯科クリニックでは初回カウンセリングは無料です。どうぞお気軽にご相談ください。
目次
八重歯をインビザライン矯正で治したビフォーアフター
料金 | 治療期間 | |
全体矯正 (インビザライン コンプリヘンシブ) |
90~100万円 | 1~3年 |
部分矯正 (インビザライン ライト) |
40万~60万 | 4~7ヶ月 |
八重歯をインビザラインで矯正する場合、自由診療となるため歯科医院によって料金はさまざまです。目安料金と治療期間は上記のとおりです。
ここでは、赤坂さくら歯科クリニックで、実際に八重歯を矯正した方のビフォーアフターを3つ紹介します。
症例1
パッケージ | インビザライン コンプリヘンシブ |
治療期間 | 1年4ヶ月(経過治療途中) |
料金 | 900,000円(税抜) |
抜歯なしで全体矯正した症例です。
上下ともに歯のでこぼこがなくなり、飛び出した右側の上顎八重歯が正しい位置に戻ってきれいに整った歯並びになりました。
りました。こちらはまだ治療途中であり、これから前歯の中心のラインが揃うよう微調整をしていきます。
症例2
パッケージ | インビザライン コンプリヘンシブ |
治療期間 | 1年半(経過治療途中) |
料金 | 900,000円(税抜) |
全体矯正の経過治療途中ですが、抜歯なしできれいに整ってきています。
全体的にでこぼこが目立つ歯並びでしたが、上下ともに飛び出していた八重歯もきれいにおさまりました。
症例3
パッケージ | インビザライン ライト |
治療期間 | 5ヶ月 |
料金 | 360,000円(税抜) |
八重歯でも重なっている歯の部分が軽度なため、部分矯正で治した症例です。
右側の上顎側切歯(2番の歯)と犬歯が正しい位置に戻り、また全体の内側への傾きが改善されたことできれいなアーチ型になりました。
八重歯になる原因は顎(あご)の大きさに関係している
八重歯は犬歯が飛び出した状態の歯並びのことですが、八重歯になる原因は主に二つあります。
- 顎の大きさの割に歯が大きい
- 顎が小さく歯のスペース不足が起こる
以上の原因から、八重歯になります。
犬歯は永久歯の中でもあとから生えてくる歯のため、スペースが確保されていないと押し出され(ずれて生え)てしまうのです。
八重歯を矯正するには歯のスペース確保が必要
八重歯を矯正して正しい位置に戻すためには、歯のスペース確保が必要です。
八重歯の治療方法は大きく分けると3パターンあり、その中には抜歯を伴う場合もあります。以下で治療方法について詳しく解説します。
歯列を横に広げたり奥歯を後方に移動したりする
歯のスペース確保のために、歯並びを整えながら歯列を横(外側)に広げたり、奥行きを広げるように奥歯を後方に移動したりします。
ただし「親知らず」が生えていると、動かす際の妨げになるため抜歯が必要な可能性があります。
歯の移動によって、矯正に必要なスペースができれば抜歯は必要ないのですが、精密検査やカウンセリングをもとに医師が判断します。
無理に抜歯なしで矯正しようとすると、歯を支えている骨から歯根が飛び出してしまったり、出っ歯になってしまったりと、歯や歯茎にダメージとなるため、医師の判断は大切です。
歯を削り横幅を小さくする
歯と歯の隣接面を、歯科専用のヤスリのような器具で少しずつ削ることによって、スペースを確保します。
歯の表面のエナメル質を0.1〜0.5mmほど削るだけなので、歯の健康や寿命に影響はありません。
大きな弊害はありませんが、エナメル質を削ることでその下層の象牙質への距離が近くなり、しみやすくなったと感じることがあります。
抜歯する
八重歯そのもの(一般的には犬歯)を抜歯するのではなく、八重歯のとなりの小臼歯(4番か5番の歯)を抜いて、確保されたスペースに八重歯を移動します。
犬歯ではなく小臼歯を抜歯する理由は、犬歯が噛み合わせ、食事を噛み切るという点でとても重要な役割を担っているからです。
犬歯に比べ、小臼歯を抜歯しても影響は少なく済みます。
抜歯によってスペースを多く確保し、矯正した方が仕上がりが良い場合があります。
しかし、インビザラインの基本的な適応条件は「抜歯の必要がなく軽度な症状であること」です。
そのため、抜歯が必要かどうかは治療開始前に医師とよく相談しましょう。
八重歯を矯正せずに放置するリスク
八重歯は見た目的にも、普段の生活の中でも特に気にならないためそのままにしている方も多いと思います。
しかし、健康上の視点でみると八重歯を放置するリスクがいくつかあります。以下で解説します。
虫歯や歯周病になりやすい
歯が重なり合うことで、歯の表裏のどちらからもブラッシングがしにくく、虫歯や歯周病になるリスクが高くなります。
また、重なり合う歯はレントゲンで細部まで写りにくく、虫歯の発見が遅くなる可能性もあるため、注意が必要です。
口臭の原因になりやすい
飛び出した八重歯のせいで口が閉じにくくなると口呼吸になりやすくなります。そのため、口内が乾燥し、口臭の原因になります。
口内では、唾液の力で細菌や食べかす、歯垢などを洗い流し、清潔に保つ「自浄作用」が備わっています。
しかし、口内が乾燥すると自浄作用が低下するため、口臭だけでなく、虫歯・歯周病の原因にもなります。
他の歯に負担がかかる
犬歯は正常な位置にあることで、歯列全体にかかる歯への負担を分散してくれる役割があります。
また、歯根が最も長く頑丈なのも犬歯です。そのため、強い力にも耐え、他の歯に負担がかからないよう、保護してくれます。
犬歯がうまく使えないことは、他の歯への影響が大きいので、矯正して犬歯を適切な位置や噛み合わせに導くことは口腔内の健康につながります。
口内炎ができやすい
飛び出した八重歯が口の中を傷つけ、その傷口から細菌が入ることで口内炎になることがあります。
口内炎を治そうと思っても、八重歯が常に接触しているためなかなか治りにくく、完治してもすぐに再発してしまいます。
インビザライン矯正で八重歯を治すなら赤坂さくら歯科クリニックへ
八重歯の矯正は軽度であれば部分矯正でも可能ですが、多くの場合、奥歯を含めた歯列全体を矯正します。
一般的に永久歯の中でも、あとから生えてくる犬歯が八重歯になります。顎が小さいなどの理由から歯の生えるスペースが小さく、重なって(ずれて)生えることで八重歯になります。
八重歯を治療するには歯のスペース確保が必要で、歯列を広げたり、奥歯を後方に移動したり、また歯を削る、抜歯をするといった処置がされます。
八重歯を放置するとさまざまなリスクがあるため、矯正することをおすすめします。
赤坂さくら歯科クリニックでは、初診から治療相談、検査結果、見積もり説明にいたるまで、すべてを院長自らが丁寧に行います。
八重歯で悩んでいる方は、ぜひ一度ご相談ください。
より詳しくは、赤坂さくら歯科クリニックにてご相談・ご来院をお待ちしております。