iTero

iTeroとは

iTeroは、これまでに40万件を超える使用実績がある口腔内の歯型を取るための3D光学スキャナーです。
従来の歯型取りは、シリコンを用いた方法が主流でしたが、この方法で歯型を取ると、装着時の違和感は変わりませんが、型取りの際の失敗や不快感などが出やすいという問題点がありました。
また、歯型を取る際に数分間待つ必要があり、万が一うまく取れていない場合は型取りのし直しのために再度来院していただくことがあったりしました。

iTeroにより歯型を取った場合、より正確にスピーディーに歯型が取れるため、フィッティングに関するトラブルの発生件数も1/7まで減少させることができています。
iTeroを用いて歯型を取ることは、患者様の負担軽減だけでなく、医療情報の保管や共有という面でも役立っています。
従来の型取りの場合は、石膏模型で保管していましたが、破損する可能性も高く、置き場所も取るものでした。
しかし、iTeroならデータでの保管が可能なため、破損の問題や置き場所の問題も解決します。

iTeroで歯の型取りの方法

  • お口の状態や骨の状態を確認するために、歯型のデータに必要な情報をスキャンしていきます。10分から15分ほど、お口の骨のレントゲン写真、口腔内写真を撮影します。スキャンデータをコンピューターに転送すると、3D映像で表示されます。マウスピース矯正でどのように歯を動かしていくのか仕上がりをイメージしていき、シミュレーションして治療計画を立てます。

  • データをマウスピースを作成するアラインテクノロジー社に送付し、治療に必要なマウスピースを一括で作成してもらいます。マウスピースは最短16日程で完成します。

iTeroのメリット・デメリット

iTeroのメリットは、従来よりも簡単に型取りができて患者様の負担が軽減されているという点です。
また、従来な型取りしたシリコンを海外のインビザライン社に郵送していましたが、マウスピースが完成する期間も短縮されているため、より早く治療を開始できるだけでなく、精度の高いマウスピースが完成するため、治療の成功率も高まります。
デメリットは、国内ではiTeroを導入しているクリニックが少ないという点です。

iTeroのメリット
iTeroの場合、型取りのために口の奥に機器を入れることはありません。
嘔吐反射が出やすい方も安心して型取りを行うことができます。
また、シリコンは変形するリスクもありましたが、治療計画を立てるためにスキャンしたデータは、正確に口腔内の状態や骨を撮影していて、歯の動きを細かく分析できるため、良い治療結果を得ることができます。
治療後の歯並びを事前に知ることができるので、安心して治療を進めていけます。
iTeroのデメリット
インビザラインによるマウスピース矯正を行っているすべてのクリニックでiTeroが導入されているわけではありません。
そのため、導入していないクリニックの場合は、従来のシリコンを使った方法での型取りとなってしまいます。

iTeroについての質問

型取りは痛くありませんか?
光でデータを撮影しますので痛みはありません。
マウスピースができるまでにどれくらいかかりますか?
最短で16日程でお渡しできます。
検査にかかる費用は保険適用ですか?
検査費用は保険適用外となります。

機器について

インビザライン、キレイラインには様々な機器を使います。
そこで、インビザライン・キレイラインで使用する機械について解説します。

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