インビザラインG6について
インビザラインG6は、犬歯の隣の第一小臼歯の抜歯が必要なケースにおいて行えるマウスピース矯正です。
これまでの矯正治療は、第一小臼歯の抜歯が必要な場合は、ワイヤー矯正を選択することが一般的でした。
しかしインビザラインG6の登場により、第一小臼歯の抜歯を行った場合でもマウスピースによる矯正が可能となっています。
特に、アジア系の人種は、顎のスペースが足りない、歯が大きいことにより歯が重なってしまっている、八重歯になっているという症状が多いです。
また、出っ歯の方も多くみられます。
これらの症状がある場合、犬歯の隣の第一小臼歯を抜歯しなければ矯正が難しいケースがあります。
インビザラインG6が登場したことにより、抜歯を伴う矯正治療の選択肢の幅が広がりました。
インビザラインG6は、アジア人のためのインビザラインとも言えるでしょう。
病状に適した対処治療
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進化したアタッチメントで第一小臼歯を抜歯する症例でもマウスピース矯正が可能
これまでのインビザラインで用いていたマウスピースは、柔らかい素材のため、マウスピースがたわむ原因となってしまう抜歯症例には向いていませんでした。
しかし、インビザラインG6は、アタッチメントを進化させたことにより抜歯していてもマウスピースを装着して歯を動かしていくことが可能になっています。 -
アジア人の顔立ちに適したマウスピース矯正
顎のスペースが足りない、歯が大きいことにより歯が重なってしまっている、八重歯になっているというようなことが起こりやすい日本人の顔立ちに合ったマウスピース矯正
インビザラインG6のメリット・デメリット
インビザラインG6のメリット・デメリットについて詳しく解説をしていきます。
- インビザラインG6のメリット
- インビザラインG6のメリットは、第一小臼歯の抜歯をしていてもマウスピース矯正ができることです。
これまではワイヤー矯正でなければ対応できなかった抜歯のある矯正治療も、インビザラインG6ならマウスピース矯正で行えます。
マウスピースは取り外しできるため、食事の際に気にかけたり、歯磨きがしにくい、磨き残しが起こるなどのデメリットがありません。
- インビザラインG6のデメリット
- インビザラインG6のデメリットは、適応となる抜歯症例が限られているという点です。マキシマムアンカレッジの抜歯症例に向けての方法なので、それ以外の症例には非適応となってしまいます。
状況によっては、マウスピースの作り直しが発生し、追加費用がかかってしまう可能性もあります。
インビザラインG6についての質問
- インビザラインG6は、抜歯するどのような症状にも対応できますか?
- インビザラインG6は、犬歯の隣の第一小臼歯の抜歯をされる場合に適応可能です。
- インビザラインG6は、通常のインビザラインよりも痛みがありますか?
- 通常のインビザラインと同じになります。ただ抜歯を伴うため抜歯後のお痛みは生じる可能性があります。その際は痛み止めなどを服用してご対応ください。
- インビザラインG6は、矯正期間はどれくらいですか?
- 通常のインビザラインと同じになります。