歯並び矯正とは?矯正が必要な歯並びは?おすすめの矯正方法も紹介!
- 歯科医師
- 土黒さくら医師
(赤坂さくら歯科クリニック)
鹿児島大学の歯学部を卒業した後、大型医療法人グループの歯科医院の分院長に就任しました。その後、そのほかの歯科クリニックで経験を積んだ上で、赤坂さくら歯科クリニックを開設しました。私はインビザライン認定医として、インビザラインやキレイラインの治療を日々実施しており、多くの患者様から満足の声をいただいています。
近年、歯並び矯正をはじめたいという人が増えています。
しかし歯並び矯正の内容や、種類の違いなどがわからず踏み込めない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、歯並び矯正のメリットや種類、費用などについて詳しく解説します。
おすすめのマウスピース矯正も紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
歯並び矯正とは?
歯並び矯正とは、歯並びや噛み合わせがよくない状態(不正咬合)を改善していく治療です。
歯並びが整うと見た目が美しくなることはもちろん、心身の健康面にとても大きなメリットがあります。
矯正治療では、ワイヤーやマウスピースなどの矯正装置を歯に装着して力を加えることで歯を動かしていきます。
歯並びを矯正するメリット
歯並びを矯正すると、見た目だけでなく心身の健康にさまざまなメリットがあります。
まずは虫歯・歯周病の予防効果です。
歯並びが良いと歯磨きがしやすいため、歯を衛生的に保つことができます。
次に、噛み合わせを改善することで食べ物をしっかりと噛みしめられるようになり、運動能力や集中力、判断力が向上します。
さらに噛み合わせが良いと顎への負担が軽減されますので、顎関節症の改善や肩こりの緩和につながります。
また、歯並びが良くなると口元のコンプレックスがなくなり、笑顔に自信が持てるようになります。
矯正が必要な歯並び
矯正が必要な歯並びの例は以下のとおりです。
- 叢生
- 空隙歯列(すきっ歯)
- 過蓋咬合
- 上顎前突(出っ歯)
- 開咬
- 反対咬合
以下で詳しく解説します。
叢生
叢生(そうせい)とは、歯が重なっていてガタガタな歯並びのことです。
叢生になる原因は、先天的に顎が小さかったり歯が大きいために歯が生えるスペースが足りないからです。
また、舌で歯を押す、口呼吸、頬杖などの日常的な癖も叢生の原因となることがあります。
空隙歯列(すきっ歯)
空隙歯列(すきっ歯)とは、歯と歯の間に隙間が空いている状態をさします。
歯が小さい、歯の数が足りない、歯と顎のバランスが悪いなどが原因でおこります。
すきっ歯を治療せずに放置すると、咀嚼や発音に問題が出たり、食べ物が挟まりやすいため虫歯や歯周病のリスクが高まる可能性があります。
過蓋咬合
過蓋咬合(かがいこうごう)とは、噛み合わせが深いために上の前歯が下の前歯を覆っている状態です。
上顎と下顎のバランスが悪いことや、歯が傾いているなどの歯の生え方が原因となって起こります。
見た目があまり悪くないため放置してしまう人が多いですが、顎関節や歯にさまざまな悪影響があるので注意が必要です。
上顎前突(出っ歯)
上顎前突(出っ歯)は、上の前歯が下の前歯より5mm程度出ている状態です。
噛む回数が少ない、舌を前に出す癖などの生活習慣が主な原因です。
出っ歯は見た目に大きな影響を与えてしまうため、コンプレックスとなりやすい症状です。
開咬
開咬(かいこう)とは、奥歯で噛んだ時に前歯に隙間が空いている状態をいいます。
幼児期の指しゃぶりや、舌で歯の裏側を押す癖、口呼吸、骨格異常などが原因となって起こります。
前歯が噛み合わないので食べ物を噛みきれなかったり、奥歯に大きな負担がかかっています。
反対咬合
反対咬合(はんたいこうごう)とは受け口とも呼ばれ、下の前歯が上の前歯よりも前に出ている状態のことです。
原因は主に骨格の遺伝によるものですが、なかには舌や噛み方の癖などが原因となることもあります。
反対咬合は見た目が悪いだけでなく、放っておくと顎関節症のリスクや発音が悪くなる問題が発生します。
歯並びを矯正する方法
歯並びを矯正する方法は、主に以下の3種類です。
- ワイヤー矯正
- 部分矯正
- マウスピース矯正
それぞれの特徴を解説します。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は、歯にブラケットと呼ばれる装置をつけ、その間にワイヤーを通して歯を動かす矯正方法です。
最も一般的な矯正方法ですが、装置が目立ちやすいため心理的な抵抗感がある人が多いです。
赤坂さくら歯科クリニックでは、目立つ前歯部に透明のプラスチックのブラケットもしくは白いセラミックのブラケットを使用することで、目立ちにくいよう配慮した治療を行っております。
一般的なワイヤー装置は銀色で目立ちやすいですが、当院では上記のように目立ちにくいブラケットを使用しています。
矯正装置に気づかれたくない方や、接客業など口元を見られる機会が多い方も安心して治療していただけます。
部分矯正
部分矯正は、前歯1〜2本の少しのがたつきを治療できる矯正方法です。
全体矯正に比べて費用が安く、治療期間も短く済むのがメリットです。
当院で部分矯正を行った症例です。
施術前は、上顎前歯の1本が前に飛び出しており、口元の印象に大きな影響を及ぼしていました。
部分矯正を行い、わずか7ヶ月半という短期間で歯並びがきれいになりました。
マウスピース矯正
マウスピース矯正は、透明で目立ちにくいマウスピースを使用して歯並びを整える矯正方法です。
マウスピースは取り外し可能なため、歯磨きがいつもどおりできて口の中の清潔を保ちやすいです。
赤坂さくら歯科クリニックでは、マウスピース矯正に精通した院長が精密な診断と治療計画の立案を行いますので、あらゆる症例に対応可能です。
施術前は、上顎2番が大きく内側に入ってしまっており、その隣の八重歯も目立つ状態でした。
施術後は、歯が全てアーチ状に並び口元の美しさが大幅にアップしました。
歯並びを矯正する費用
歯並びを矯正する費用の目安は以下のとおりです。
費用の目安 | |
ワイヤー矯正 | 約60〜150万円 |
部分矯正 | 約20〜40万円 |
マウスピース矯正 | 約20〜100万円 |
矯正費用は、歯を並べる範囲や矯正の種類、素材などによって大きく異なります。
まずは初回検診で歯科医師に診てもらい、治療費用を確認してみてください。
おすすめのマウスピース矯正
マウスピース矯正には多くの種類がありますが、特におすすめなのは以下の2つです。
- インビザライン矯正
- キレイライン矯正
それぞれの特長について解説します。
インビザライン矯正
インビザライン矯正とは、世界で1300万人以上の治療実績があるマウスピース矯正ブランドです。
膨大な患者データとデジタル技術を活用することで、質の高い治療計画を作成できます。
赤坂さくら歯科クリニックでは、インビザライン矯正による矯正治療を行っております。
インビザラインに精通した院長が治療を担当します。どのような症状の方も安心してお任せいただけます(ただし、顎変形症など外科処置を伴う矯正は不可です)。
キレイライン矯正
キレイライン矯正は、前歯の部分矯正に特化したマウスピース矯正ブランドです。
数あるマウスピースの中でも特にリーズナブルな価格設定となっており、治療費の目安は約20万〜50万円です。
初回2万円(税抜)からお試しができ、契約するかどうかは後から決めることができます。
赤坂さくら歯科クリニックでは2021年5月よりキレイライン矯正を行っており、これまで多くの治療実績があります。
リーズナブルな部分矯正が気になっている方は、お気軽にお問い合わせください。
歯並び矯正なら赤坂さくら歯科クリニックへ
歯並び矯正は、歯並びや噛み合わせがよくない状態を改善していくことで、見た目だけでなく心身の健康に良い影響がある治療です。
歯並びを矯正する方法はワイヤー矯正、部分矯正、マウスピース矯正などがありますので、どの矯正方法があっているかは歯科医師と相談して決めましょう。
赤坂さくら歯科クリニックでは、審美歯科のエキスパートである院長が矯正治療におけるメリット・デメリットを丁寧に説明し、患者様にあった治療方法をご提案いたします。
歯並びに悩んでいる方は、ぜひお気軽にご相談ください。ご来院をお待ちしております。