インビザライン

オルソパルスでインビザラインが早く終わる?効果や使い方を詳しく解説

歯科医師
土黒さくら医師
(赤坂さくら歯科クリニック)

鹿児島大学の歯学部を卒業した後、大型医療法人グループの歯科医院の分院長に就任しました。その後、そのほかの歯科クリニックで経験を積んだ上で、赤坂さくら歯科クリニックを開設しました。私はインビザライン認定医として、インビザラインやキレイラインの治療を日々実施しており、多くの患者様から満足の声をいただいています。

光加速矯正装置の「オルソパルス(Orthopulse)」とは、歯科領域で使用される特殊な装置で、矯正器具による歯の移動を促進し、治療効果を向上させることを目的に開発されました。

インビザラインなどの歯列矯正を検討している方は「オルソパルスって使った方がいいの?」「使い方は難しいの?」と思っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、オルソパルスの効果や原理、使い方、値段などを解説します。

赤坂さくら歯科クリニックでもオルソパルスを取り扱っています。オルソパルスについてはもちろん、インビザラインや他の歯列矯正で気になることがあれば、お気軽に赤坂さくら歯科クリニックまでご相談ください。初回カウンセリングは無料ですよ。

オルソパルスの主な効果

オルソパルスは、すべての歯列矯正に対応した治療効果を高める装置です。

ここでは、オルソパルスの主な効果を2つ解説します。

歯の動くスピードを早める

オルソパルスを歯列矯正で使用する一番の理由は、歯の動くスピードを早め、矯正期間を短縮するためです。

オルソパルスはどの歯列矯正でも対応可能で、その中でもインビザラインとの相性が特に良好です。

インビザラインでは、約1週間ごとにマウスピースを交換して治療をすすめるのですが、オルソパルスを使用すれば3〜4日に短縮できます

つまり、症例による個人差はありますが、治療期間全体が約半分短くなるということです。

マウスピースの交換頻度が短くなれば、マウスピースが汚れる前に交換できるため、清潔に維持できるというメリットにもつながります。

歯の移動にともなう痛みの緩和

インビザラインは、歯列矯正の中でも歯の移動にともなう痛みは少ないですが、オルソパルスを使用することで、より痛みが感じにくくなります。

そもそも歯列矯正は以下の原理で歯を動かします。

『矯正力は、歯に力を加えることで歯根膜に圧迫側と牽引側を人為的につくることで牽引側に骨形成、圧迫側に骨吸収を発現する.その際,歯周組織は機械的刺激や炎症に反応し、種々の分子を発現して活発なリモデリングを引き起こし,歯周組織の恒常性の維持機能を利用しながら歯は移動する。』

引用:歯の移動に伴う歯周組織変化

上記のように、歯に加えた持続的な矯正力は、歯根周囲の歯槽骨の改造をもたらし歯が移動します。

オルソパルスを使用することで、歯の周囲の血行が改善され、痛みの緩和や組織の修復が促進されるのです。

オルソパルスの原理と使い方

オルソパルスは自宅にて患者様ご自身で使う装置で、誰でも簡単に使用できます。

ここでは、オルソパルスの特徴や原理、使い方について詳しく解説します。

オルソパルスの原理について

オルソパルスは特殊な光線治療機器で「フォトバイオモジュレーション」を利用しています。

フォトバイオモジュレーションとは、光を用いて生体組織の機能を制御する技術です。

オルソパルスは赤〜近赤外線領域の光を照射し、フォトバイオモジュレーションの効果を生かして治療効果を高めることを目指しています。

オルソパルスが発する光は、細胞内のミトコンドリアを刺激し、細胞の代謝や回復能力を向上させる作用があります。

具体的には、光がミトコンドリア内の色素分子に吸収され、そのエネルギーがATP(細胞のエネルギー源)の生成に関与するのです。

さらに、ミトコンドリアの活性化によって、細胞内のシグナル伝達や増殖因子の産生が活発化し、治癒や細胞の成長を促進する効果が期待されます。

オルソパルスは、矯正期間を短縮したり、歯の移動の痛みを緩和したりと「非侵襲」型の外科処置を伴わない装置として、注目を浴びているのです。

参考:形成外科・皮膚科領域のPhotobiomodulation Therapy

オルソパルスの使い方について

オルソパルスは充電式で、ランプの色や点滅の仕方で装置の状態がわかるようになっています。

インビザラインでオルソパルスを使用する手順は以下のとおりです。

  1. 満充電を確認後、マウスピースを装着した状態でオルソパルスを上あごに装着。5分照射します。
  2. 上あごの照射後、オルソパルスの上下をひっくり返し、下あごに装着。同じく5分照射します。
  3. 上下の照射が完了したら、洗浄してケースに保管します。ケースは充電器も兼ねています。

オルソパルスは毎日欠かさず使用し「1日1回、合計10分間」することで効果が期待できます。

使い方は簡単なので、理想の歯並びになるため継続しましょう。

専用アプリで簡単管理

オルソパルスには専用のアプリがあり、ケースに戻すだけで同期されるようになっています。

専用アプリでは、オルソパルスの使用状況を確認できます。

マウスピースの交換時期の通知もしてくれるので、矯正治療のサポートに役立ちますよ。

オルソパルスの値段は?平均相場を解説

オルソパルスの値段の相場は、15万〜25万円です。取り扱いのない歯科医院も多数あります。

赤坂さくら歯科クリニックでは、さまざまな歯列矯正に対応しており、治療効果を高めるためオルソパルスも取り扱っています。

当院では、180,000円(税抜)で提供しているので、気になる方はお気軽にご相談ください。

オルソパルスのデメリット

オルソパルスのデメリットには、以下の点が挙げられます。

  • 追加の費用がかかる
  • 時間を確保する必要がある

これらのデメリットはありますが「早く治療を終わらせたい」「痛いのは嫌だ」「外科処置に抵抗がある」といった方には、オルソパルスはおすすめです。

歯列矯正の悩みをいくつも解決してくれます。

また、オルソパルスは副作用が少ないため、安心して使用できるというメリットもあります。

追加費用や、毎日の時間確保は大変ですが、オルソパルスはそれだけ価値のある装置なので、興味のある方はぜひ検討してみてくださいね。

参考:形成外科・皮膚科領域のPhotobiomodulation Therapy

オルソパルスを検討しているなら赤坂さくら歯科クリニックがおすすめ

光加速矯正装置の「オルソパルス(Orthopulse)」は、歯列矯正の治療期間を短縮したり、歯の移動による痛みを軽減したりといった効果が期待できます。これは「フォトバイオモジュレーション」を利用したことによるものです。

オルソパルスの使い方は簡単で、1日1回、10分間口に装着し、赤〜近赤外線領域の光を照射することで効果が発揮されます。値段の平均相場は15万〜25万円です。

赤坂さくら歯科クリニックでは、最新の歯科技術や設備を取り入れ、常に「患者様のため」を第一に診療を提供しています。

歯列矯正に不安がある方も多いと思いますが、当院には歯列矯正のエキスパートである認定医が在籍しています。

初回カウンセリングは無料なので、気になる歯のお悩みは、赤坂さくら歯科クリニックまでなんでもご相談ください。

より詳しくは、赤坂さくら歯科クリニックにてご相談・ご来院をお待ちしております。

監修医師:土黒 さくら

インビザライン認定ドクター

キレイライン認定ドクター

略 歴
2014年 鹿児島大学歯学部 卒業
2014年 東京医科歯科大学 臨床研修歯科医
2015年 大型医療法人グループ歯科医院 勤務
2016年 大型医療法人グループ歯科医院 分院長就任
2018年 港区赤坂の歯科医院 勤務
2020年 赤坂さくら歯科クリニック 開院

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