キレイライン矯正で効果を実感できるのはいつから?適応する歯並びや矯正中の注意事項も
- 歯科医師
- 土黒さくら医師
(赤坂さくら歯科クリニック)
鹿児島大学の歯学部を卒業した後、大型医療法人グループの歯科医院の分院長に就任しました。その後、そのほかの歯科クリニックで経験を積んだ上で、赤坂さくら歯科クリニックを開設しました。私はインビザライン認定医として、インビザラインやキレイラインの治療を日々実施しており、多くの患者様から満足の声をいただいています。
キレイライン矯正を検討中の方の中には、
「こんなに安いのに効果はあるの?」
「矯正期間が短いから効果が出ないのでは?」
など、不安に思う方も多いのではないでしょうか?
キレイライン矯正が外部に委託した調査によると、キレイライン矯正経験者の10〜40代の男女631名の「治療期間に対する効果の満足度」は、約9割の方が「満足している」という結果でした。
※2022年2月14日〜2月17日
とても満足度の高いキレイライン矯正ですが、矯正してどれくらいから効果を実感できるのか、対応する歯並びは何か、矯正中の注意事項…など、気になる「効果」について解説していきます。
赤坂さくら歯科クリニックは、全国でキレイライン矯正を提供している数少ない歯科医院のひとつです。
効果について詳しく知りたい方はお気軽にご相談ください。
目次
キレイライン矯正の効果を実感できるのは早くて4回目から
手軽にできるキレイライン矯正は、歯の動くスピードは1ヶ月に最大0.5mmほどです。
そのため、効果を実感するには半年くらい経たないと感じられないという方もいますが、早ければ4ヶ月くらいで効果を実感する方もいます。
4ヶ月とはキレイライン矯正を実施して4回目のときです。軽度な歯並びの方なら早くて4回目で完了する方もいますよ。
ワイヤー矯正やインビザライン矯正との比較
前歯に特化したキレイライン矯正と違い、全体矯正であるワイヤー矯正やインビザライン矯正では効果を実感できるのは早くて半年からです。
それぞれの矯正効果を実感する時期や治療期間など、以下で比較してみました。
ワイヤー矯正 | インビザライン矯正 | キレイライン矯正 | |
効果の実感時期 | 早くて半年 | 早くて半年 | 早くて4ヶ月 |
治療期間 | 1年〜3年ほど | 1年〜2年ほど | 5ヶ月〜1年3ヶ月ほど |
症例 | |||
症例の治療期間 | 2年2ヶ月 過蓋咬合と叢生の矯正 |
1年半 前歯部の叢生の矯正 |
7ヶ月半 正中離開の矯正 |
キレイライン矯正では、上記の症例にある「正中離開(上の歯の中央の歯間に隙間があるような歯並び)」でも、7ヶ月半という短期間で歯間の隙間を埋め、満足のいく矯正結果になりました。
キレイライン矯正はお試し期間で効果は実感できるのか?
初回お試し期間で、効果は実感できません。
上述した通り、歯が移動する変化は感じとれるかもしれませんが、完了することはありません。
矯正治療は時間をかけて行い、歯に計算された適度な力を徐々にかけていきます。
お試し期間は、キレイライン矯正を継続するうえで、マウスピースに慣れるための期間として考えましょう。
続けることで必ず効果は出るので、安心してくださいね。
キレイライン矯正はどういった歯並びに効果があるのか?
キレイライン矯正の効果があるのは、軽度もしくは中等度の症状の歯並びです。
一般的にキレイライン矯正で効果のある歯並びは主に以下の通りです。
- すきっ歯
- 出っ歯
- ガタガタした歯並びや八重歯(叢生)
- 受け口
- 前歯が閉じない
- 中心がずれている
- 噛み合わせが深い(過蓋咬合)
ワイヤー矯正やインビザライン矯正のような全体矯正と違い、キレイライン矯正は上下の前歯12本に特化した部分矯正のため、奥歯まで動かすような矯正には対応していません。
しかし、さまざまな歯並びに対応しているため、自分で判断せずに赤坂さくら歯科クリニックにキレイライン矯正に対応している歯並びかどうかご相談ください。丁寧に診察いたします。
キレイライン矯正が「効果なし」にならないために守るべきこと
キレイライン矯正は治療期間に対する効果に約9割の方が満足していますが、成功するためには必ず守らないといけないことがあります。
キレイライン矯正が「効果なし」にならないために以下のことを必ず守りましょう。
マウスピースは1日20時間以上の装着を守る
キレイライン矯正は食事中や歯磨き以外の時間で、1日20時間以上のマウスピースの装着が必要です。また、マウスピースを外している時間も最大で1時間までにしましょう。
装着時間を守らないと、効果が期待できず、治療期間も延びる可能性があります。
また、次回来院まで期間が空くような場合でも、近々で装着していたマウスピースを20時間以上装着しましょう。
せっかく動いた歯が、マウスピースの装着を怠ったことによって歯が元の位置に戻るのを避けましょう。
1ヶ月半に2回または3ヶ月に2回の通院時期を守る
キレイライン矯正では、
- 歯の移動具合の確認
- マウスピースのメンテナンス
- 口腔内の確認
などのため「1ヶ月半に2回」または「3ヶ月に2回」通院する必要があります。
この通院回数の違いは、「都度払いの契約」と「まとめ払いのコース契約」の違いです。
種類 | 通院回数 | 理由 |
都度払いの契約 | 1ヶ月半に2回 | 治療する度にお支払いいただく都度払いの方法では、毎回通院する度にマウスピースを製作して渡すため |
まとめ払いのコース契約 | 3ヶ月に2回 | 4回、7回、10回の治療回数から選べるコース契約では、2ステージ以降は3ステージ分のマウスピースを製作して渡すため |
もちろん、通院回数は追加治療として拡大床を併用した場合など、治療状況により増えることもありますが、歯科医師と相談のうえ、スケジュールを立てましょう。
通院時期を守れば、マウスピースの不具合や口腔トラブルを早めに発見でき、治療が長引くのを防げます。
矯正治療終了後は1年~2年の保定期間を守る
キレイライン矯正では、歯の後戻りを防ぐため1〜2年の保定期間が必要です。特に矯正治療が終了したばかりの歯は、根の部分が動きやすくなっています。
保定期間中は「リテーナー」という保定装置を装着し、最初の1年間は20時間以上リテーナーを装着、2年目以降は歯に後戻りが認められなければ8時間以上(就寝中含め)リテーナーを装着することで、歯が固定されます。
治療終了後にリテーナーで歯の保定は必須です。しかも、できるだけ長くリテーナーを装着する方が良いです。
キレイライン矯正によってホワイトニング効果や虫歯リスクを下げる効果も
満足度の高いキレイライン矯正は多くの歯並びに対応していますが、効果があるのは「軽度もしくは中等度の症状」の歯並びです。
キレイライン矯正では早くて4ヶ月くらいで効果を実感できるのですが、1日20時間以上マウスピースを装着することや決められた通院時期や保定期間を守らなければいけません。
キレイライン矯正は歯並びが良くなるだけでなく、同時にホワイトニングもできるため効率よく歯の白さも一緒に手に入れられます。
また、歯がきれいに並ぶことにより歯磨きがしやすくなって、虫歯リスクを下げる効果もあります。
赤坂さくら歯科クリニックでは2021年5月よりキレイライン矯正の提供を開始し、多くの患者様の治療に携わってきました。
短期間でも効果のある矯正結果を出すために、それぞれの歯のお悩みに耳を傾け、満足していただける治療をご提供いたします。
赤坂さくら歯科クリニックにてご相談・ご来院をお待ちしております。