インビザラインと他のマウスピース矯正の違いは?マウスピースの交換頻度も解説
- 歯科医師
- 土黒さくら医師
(赤坂さくら歯科クリニック)
鹿児島大学の歯学部を卒業した後、大型医療法人グループの歯科医院の分院長に就任しました。その後、そのほかの歯科クリニックで経験を積んだ上で、赤坂さくら歯科クリニックを開設しました。私はインビザライン認定医として、インビザラインやキレイラインの治療を日々実施しており、多くの患者様から満足の声をいただいています。
「歯列矯正」と聞くとワイヤーを使った矯正を思い出す方も多いと思います。
ワイヤー矯正だと目立つのでは?と、歯列矯正をしたいけどためらっている方には透明なマウスピースを使った矯正がおすすめです。
特にインビザライン矯正なら、全世界で1,400万人以上が使用している実績があり、日本でも取り扱い歯科医院は3,000院を超えました。
この記事では「インビザラインと他のマウスピース矯正の違いを知りたい」「マウスピースの交換頻度は?」といった、インビザラインの気になる疑問に対して解説します。
赤坂さくら歯科クリニックではインビザラインプラチナドクターの院長が全ての治療計画と、カウンセリングを担当します。
初診相談・カウンセリングは無料ですので、お気軽にご相談ください。
目次
インビザライン矯正と他のマウスピース矯正の違いを徹底比較
インビザライン矯正とマウスピース矯正は別物と思っている方もいますが、インビザライン矯正もマウスピース矯正の一種です。
インビザライン矯正と他のマウスピース矯正では、
- 透明なマウスピースを使用して目立ちにくい
- 取り外しが可能なため清潔な口内を保てやすい
- 歯の移動時の痛みが少ない
といった共通点はありますが、ここでは「違い」について以下に紹介します。
治療のすすみ方の違い
インビザライン矯正でも他のマウスピース矯正でも歯形を採って、患者様ひとりひとりに合ったマウスピースを作成しますが、インビザライン矯正なら、最初の1回だけ歯形採りをするだけです。
他のマウスピース矯正では、数週間〜数ヶ月に1度歯型を採取して、次のマウスピースを作成しながらすすめていくため、手間に感じる方もいます。
また、赤坂さくら歯科クリニックでは、歯型データを作成する「iTero」という光学スキャナを使用するため、シリコン製の印象材を使った従来の歯型採りとは異なり、快適で負担が少なく済みます。
iTeroで取得したデータといくつかの資料をもとに3Dモデルの治療計画が作成され、正確で再現性の高い歯形を簡単に採ることができるのです。
リテーナー(矯正後の保定装置)の違い
リテーナーとは動的治療後の後戻りを防ぐための器具で、インビザライン矯正には専用の「ビベラ・リテーナー」というものがあります。
動的治療中のマウスピースに比べて耐久性が30%ほど高く、少し硬めですが透明で目立たず、終日装着するのが一般的です。
ビベラ・リテーナーも最初の治療計画作成時のデータをもとに作るため、患者様の負担になりません。
リテーナーは必ずビベラ・リテーナーを使用するわけではありませんが、他のマウスピース矯正では、専用のものはありません。
対応症例の違い
インビザライン矯正は、部分矯正から奥歯を含めた全体矯正まで幅広く対応しています(顎変形症など外科処置を伴う矯正には不向きです)。
他のマウスピース矯正は、部分矯正にしか対応していないところもあり、対応症例に限りがありますが、インビザラインなら出っ歯や受け口、ガタガタの歯、すきっ歯、噛み合わせが深いなど、さまざまな症例に対応可能です。
また、ワイヤー矯正との併用で対応可能な症例はさらに増えるため、気になる方は医師に相談してみましょう。
治療期間や料金の違い
種類(パッケージ) | 治療期間 | 治療料金 |
インビザライン・エクスプレス (軽度矯正) | 3~4ヶ月 | 20~30万円 |
インビザライン・ライト(中度矯正) | 4~10ヶ月 | 30~40万円 |
インビザライン・コンプリヘンシブ(通常矯正) | 1~3年 | 90~110万円 |
インビザライン矯正には、矯正範囲によりいくつか種類(パッケージ)があります。
インビザライン矯正の治療期間は使用するパッケージにより異なり、3ヶ月から3年です。その後、保定期間として治療期間と同じくらいの時間を要します。
治療料金も各パッケージにより異なり、20万円から110万円かかります。
インビザライン矯正では、最初の歯形採取の段階で歯の動きのシミュレーションができるため、患者様がしっかりルールを守って矯正に取り組めれば、追加料金がなく安心というメリットがあります。
他のマウスピース矯正では、矯正範囲によって2ヶ月ほどの期間で10万円からといった安価なものもあります。しかし、数回歯形を採りながら様子を見ていくため、予定していた金額よりも高額になる可能性があり、注意が必要です。
安易に安価なマウスピース矯正を選ぶのではなく、信頼できる医師のもと、ご自身の歯並びに合った矯正を選択しましょう。
インビザラインのマウスピースの個数や交換頻度
種類(パッケージ) | マウスピースの個数(枚数) |
インビザライン・エクスプレス (軽度矯正) | 最大7枚 |
インビザライン・ライト(中度矯正) | 最大14枚 |
インビザライン・コンプリヘンシブ(通常矯正) | 無制限 |
インビザライン矯正ではパッケージに応じてマウスピースの個数(枚数)が異なります。
エクスプレスやライトパッケージではマウスピースの最大枚数が決められていますが、コンプリヘンシブでは無制限で、最初の治療計画をもとに「20枚〜100枚」作成されることがほとんどです。
マウスピースの交換頻度は約1週間ごとで、患者様自身が管理しながら交換します。
治療中、最初のうちは2週間に1回ほど、その後2ヶ月から3ヶ月に1回のペースで通院するため、気になることがあれば都度相談しましょう。
インビザライン矯正や他のマウスピース矯正が気になる方は赤坂さくら歯科クリニックへ
インビザライン矯正とそれ以外のマウスピース矯正では、多くの共通点がありますが、治療のすすみ方や対応症例、治療期間や料金などの違いがあります。
インビザライン矯正なら最初に一度歯形を採るだけで、治療計画を立てられるため、患者様の負担を少なくすすめることができます。
保定期間中に使用する専用のビベラ・リテーナーの歯形採りも一緒にできるため、便利です。
また、インビザライン矯正にはインビザライン・エクスプレスやライト、コンプリヘンシブといったパッケージがあるため、さまざまな歯並びに対応しており、軽度な症例から重度の症例まで対応しています(基本的には抜歯を必要としない症例)。
自身ではどのパッケージが合っているのかの判断がつきにくいため、担当の医師と相談の上で決めましょう。
赤坂さくら歯科クリニックでは、歯列矯正のエキスパートであるドクターが多数在籍しています。
患者様ひとりひとりに合った治療プランを提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
より詳しくは、赤坂さくら歯科クリニックにてご相談・ご来院をお待ちしております。