インビザライン・エクスプレスとは？どのような人におすすめか解説

インビザラインは、世界で1300万人以上が利用している高品質で信頼性の高いマウスピース矯正ブランドです。

中でも、インビザライン・エクスプレスは最も軽度な症例を対象としたパッケージで、治療期間が短く費用が抑えられるのが特徴です。

「エクスプレスで治せる歯並びは？」

「エクスプレスの特徴は？」

このように思っている方に向けて、インビザライン・エクスプレスの特徴や他のパッケージとの比較、費用などについて解説します。

どのような人におすすめできるかについても触れていきますので、インビザライン・エクスプレスを検討している人はぜひ参考にしてください。

インビザライン・エクスプレスとは

インビザライン・エクスプレスとは、アメリカのアライン・テクノロジー社が提供する「インビザライン」の中で最も軽度な症例を対象としたパッケージです。

インビザライン・エクスプレスの特徴は下記のとおり。

• 前歯のみに対応
• 非常に軽度な症例のみに対応
• インビザラインの中で一番リーズナブル
• マウスピースは７枚以内
• 治療期間は3〜4ヶ月

1つずつ解説しましょう。

前歯のみに対応

インビザライン・エクスプレスは、前歯のちょっとしたずれを治すためのパッケージです。

対象となる歯の移動範囲は犬歯から犬歯の間の上下16本に限定されており、奥歯の治療を行うことはできません。

前歯の治療であっても大きながたつきやずれには対応できませんので注意が必要です。

非常に軽度な症例のみに対応

通常のインビザライン（フル）は噛み合わせの矯正も含めたあらゆる症例に対応できますが、エクスプレスは非常に軽度な症例のみに対応しています。

重度の叢生（ガタつき）や出っ歯、すきっ歯、八重歯などの治療は対象外です。

あくまで前歯1、2本の軽微ながたつきを治すためのものです。

インビザラインの中で一番リーズナブル

複数あるインビザラインの中で、一番リーズナブルなのがエクスプレスです。

通常のインビザライン（フル）は最大100万円程度かかりますが、エクスプレスは20万円前後から治療を行うことができます。

できるだけ費用を抑えて、少しのがたつきを治したい人にぴったりのパッケージです。

マウスピースは７枚以内

インビザライン・エクスプレスのマウスピースの上限は7枚、再度型取りをし直す追加アライナーは1回までと決められています。

枚数が少ない分、治療で動かせる歯の移動量が限定されます。

治療を開始する前のシミュレーションで7枚以内で治療ができないと判断されると、エクスプレスではなく他のパッケージに変更することになります。

治療期間は3〜4ヶ月

インビザライン・エクスプレスは3〜4ヶ月で治療が全て終了します。

通常、矯正治療には平均1〜3年かかりますが、インビザライン・エクスプレスはマウスピースが少ない分とても短い期間で終了するのが特徴です。

インビザライン矯正では、1〜2週間ごとに形の違うマウスピースに交換し、歯を動かしていきます。

エクスプレスのマウスピースは7枚以内のため、全て使い切るのに3〜4ヶ月という計算になります。

また、通常のインビザラインのようにアライナーを使い切った後に追加アライナーで微調整を行った場合も短期間で終わります。

インビザライン矯正比較表

エクスプレス以外のインビザラインのパッケージは以下の通りです。

インビザラインのラインナップ

	特徴	期間	マウスピース数	費用の目安
インビザライン・コンプリヘンシブ（フル）	重度の叢生や噛み合わせの問題などあらゆる症例に対応	1年〜3年程度	最大99枚	100万円前後
インビザライン・モデレート	大きく咬み合わせを変えない中度の症状に対応	7か月～1年半	最大26枚	80万円前後
インビザライン・ライト	軽度の部分矯正、後戻りに対応	3〜6ヶ月程度	最大14枚	40万円前後
インビザライン・エクスプレス	ごく軽度の部分矯正に対応	3〜4ヶ月程度	最大7枚	20万円前後

インビザライン・エクスプレスはインビザラインの中でもっとも治療期間が短く、費用も安いのが特徴です。

しかし、ごく軽度の部分矯正のみに対応していますので、自分の歯並びにエクスプレスが適用できるかどうか確認する必要があります。

歯科医師にエクスプレスが適用できないと判断された場合は、ライトやモデレートに変更となることがあります。

インビザライン・エクスプレスのメリット・デメリット

ここでは、インビザライン・エクスプレスのメリット・デメリットについて解説をします。

インビザライン・エクスプレスのメリット

インビザライン・エクスプレスのメリットは下記の3点です。

• 他のインビザラインより治療期間が短い
• 他のインビザラインより費用が安い
• ごく軽度の症例に対応している

インビザライン・エクスプレスのデメリット

インビザライン・エクスプレスのデメリットは下記の3点です。

• 適応症例が限られる
• マウスピースの枚数及び追加マウスピースの枚数に制限がある
• 動かせる歯の範囲に制限がある（大臼歯は動かせない）

インビザライン・エクスプレスはこんな人におすすめ

インビザライン・エクスプレスをおすすめしたい人はこんな人です。

• ほんの少しの歯のがたつきを治したい人
• 前歯1、2本の歯並びを治したい人
• できるだけ治療期間を短くしたい人
• できるだけ治療費用を抑えたい人
• セラミック治療の前処置として矯正が必要な人

インビザライン・エクスプレスの費用

インビザライン・エクスプレスの費用の目安は20万〜40万円です。

エクスプレスは非常に軽度な症例を対象としており、マウスピースの枚数も少なく治療期間が短いため、通常のインビザラインよりリーズナブルです。

片顎のみの治療を選択できる歯科医院もあり、片顎のみの場合は20万円以下となるケースもあります。

まとめ

インビザライン・エクスプレスは、非常に軽微な歯並びのずれを治すパッケージです。

「前歯1、2本の歯並びを治したい」「できるだけ安く矯正をしたい」という方にはおすすめです。

治療期間は3〜4ヶ月で、費用の目安は20万〜40万円です。

リーズナブルなパッケージですが、信頼性の高いインビザラインブランドなので質の高い治療効果を期待できます。

部分矯正を手軽にしてみたい方は、ぜひインビザライン・エクスプレスを検討してみてください。

より詳しくは、赤坂さくら歯科クリニックにてご相談・ご来院をおまちしております。