インビザライン

インビザラインの費用相場はいくら?内訳や費用を抑える方法を解説!

歯科医師
土黒さくら医師
(赤坂さくら歯科クリニック)

鹿児島大学の歯学部を卒業した後、大型医療法人グループの歯科医院の分院長に就任しました。その後、そのほかの歯科クリニックで経験を積んだ上で、赤坂さくら歯科クリニックを開設しました。私はインビザライン認定医として、インビザラインやキレイラインの治療を日々実施しており、多くの患者様から満足の声をいただいています。

矯正治療は一般的に、多額の費用がかかります。

そして、インビザラインの費用相場は一般的に、およそ20万円〜100万円と言われています。

具体的に、部分矯正の相場は約30万~40万円で、全体矯正の相場は、70万~100万となります。費用の幅があるのはインビザラインのアライナーの枚数は20枚から100枚程度になる場合もあり状況によって変化します。

今回は、インビザラインの費用の内訳について具体的に解説をしていきます。また、安すぎるインビザラインについても解説します。

さらに、できるだけ費用を抑える方法についても触れていますので、インビザラインで矯正治療を検討している方は参考にしてください。

インビザラインの相場の費用

インビザラインの費用相場は、およそ20万円〜100万円で、費用相場に大きな幅がある理由は、治療をする歯の範囲や症状によって値段が大きく変わるからです。

インビザラインの治療には、歯列全体の歯並びを整える全体矯正と、前歯のみなどの一部の歯を整える部分矯正があります。

治療範囲別のインビザラインの費用相場は以下の通りです。

費用相場 治療範囲
通常矯正(フル・コンプリヘンシブ) 100万円前後 どのような症例にも対応
部分矯正(ライト) 40万円前後 前歯部だけなど1〜2本程度の部分的な矯正
軽度矯正(エクスプレス) 20万円前後 非常に軽度な症例に対応

一般的に、並べる歯の範囲が少ないと費用が少なくなりますが、前歯のみを治す場合でも噛み合わせの状態などによって全体矯正が必要なケースもあります

まずは歯科医院のカウンセリングを受けて、治療計画や費用をよく確認することをおすすめします。

赤坂さくら歯科クリニックのインビザラインの費用について

赤坂さくら歯科クリニックでの費用はこちらです。

上記表と比較していただくとわかるのですが、赤坂さくら歯科の費用は通常の費用相場から少し安い形となっております。

しかも、症例数が圧倒的に多く、安心してうけることができます。具体的にはこちらになっております。

期間 費用
通常矯正(フル) 1年~2年で治癒完了 990,000円~(月々7,700円)
+検査料55,000円
部分矯正(ライト) 7ヶ月で治癒完了 396,000円~(月々3,850円)
+検査料55,000円
軽度矯正(エクスプレス) 3ヶ月で治癒完了 両顎 220,000円~
片顎 165,000円~
+検査料55,000円

インビザラインの費用の内訳

インビザラインにかかる費用は、歯並びを整えるためのマウスピース(アライナー)だけでなくさまざまなものがあります。

費用の内訳は以下の通りです。

  • 相談/カウンセリング
  • 精密検査/歯形取り
  • マウスピース費用
  • 通院費用(チェックやクリーニング)
  • 保定料/保定装置代

それぞれについて解説しましょう。

相談/カウンセリング

相談やカウンセリングの費用は5000円前後が相場で、歯科医院によっては無料で行っているところもあります。

治療を開始するにあたり、まずは歯科医院で相談やカウンセリングを受けます。

実際に口の中をみてもらい、治療の内容や流れについて説明を受けたり、治療に関する希望を伝えておく機会です。

契約するかどうかは一度持ち帰ることができる歯科医院が多いので、気軽に問い合わせをしてみましょう。

精密検査/歯型取り

インビザラインでは、口腔内のデータをもとにPCでシミュレーションを行い、目指すゴールに向けた治療計画を作成します。

そのため矯正治療の前に、レントゲンやCT撮影などの精密検査とオーダーメイドのマウスピースを作製するための歯型取りを行います。

精密検査や歯型取りの費用の目安は5万円前後です。

マウスピース費用

治療計画をもとに、歯並びを整えるためのマウスピースが20〜100枚程度作製されます。

マウスピースの費用は使用するパッケージにより異なりますが、目安は40万円〜100万円です。

通院費用(チェックやクリーニング)

矯正治療を開始すると、最初は2週間に1回程度通院して診察を受けます。

その後、問題なく進んでいくと2〜3ヶ月に1度、チェックやクリーニングで歯科医院に通院します。

1回の通院にかかる費用はおよそ3000円〜1万円です。

保定料/保定装置代

治療が全て終了したあと、後戻りを防ぐために使用する保定装置(リテーナー)の作製費用はおよそ5万円です。

また、保定期間は治療が終わってから2〜3年程度で、その間の保定料がかかります。

こちらに関しては無料のところもありますが、通院1回につき3000~5000円の費用がかかるところもあります。

また、インビザラインの費用が変わる理由として以下の4点があるのでそれも紹介します。

インビザラインの料金の幅が大きい理由

インビザラインの費用の幅が大きいのは、インビザラインが自由診療のためクリニックの裁量が大きく、治療範囲や年齢によって変化していきます。

以下、詳しく見ていきましょう。

自由診療のため

インビザラインは、「自由診療」に分類され、健康保険などの公的な医療保険制度が適用されません。

そのため、全額自己負担診療になります。

自由診療は各医療機関で治療内容や費用の設定を行っているため、病院ごとに価格の違いが生じるのです。

治療範囲のため

インビザラインの費用の違いは、治療範囲にも関係しています。

前歯など部分的の処置で済む場合や、片方の顎のみの治療が可能であれば、全顎矯正よりも安価にすみます。

初めに検診と診断をして治療範囲を決めていきますが、歯科医院ごとに見立てが異なり、提示される費用も変わることがあります。

そのため、矯正治療に深い知識のある医院を選ぶことが重要になります。

赤坂さくら歯科クリニックでは、歯科矯正のエキスパートである日本矯正歯科学会の認定医が丁寧なカウンセリングと、最新の設備と知識でご満足いただける治療を提供いたします。

年齢のため

大人と子どもでは、インビザラインにかかる費用が変わります。

一般的に6〜10歳くらいの子どもには、成長期を考慮し、顎の大きさを広げながら歯並びを整えるインビザファースト」で治療を行います。

相場は60万円(税抜)と大人よりリーズナブルな費用で済むことがほとんどです。

インビザラインは保険適用にはならない

インビザラインだけでなく、審美目的とする歯列矯正はどのような治療方法であっても保険適用にはなりません

しかし、一部の外科的治療を伴う矯正治療は保険が適用される場合もあります※。

日本矯正歯科学会「矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合とは」

費用を抑える方法

矯正治療の費用をできるだけ抑える方法は、以下の3点です。

  • マウスピースの破損や紛失に注意する
  • 部分矯正を検討する
  • 医療費控除を活用する

1つずつ解説しましょう。

マウスピースの破損や紛失に注意する

マウスピースを破損してしまったり、紛失してしまうと作り直す必要があります。

通常矯正(フル)の場合はマウスピースの枚数に制限はありませんが、部分矯正(ライト)や軽度矯正(エクスプレス)は枚数に制限があり、追加すると料金がかかってしまいます。

また、通常矯正であってもマウスピースを作り直すと治療が長引き、通院費用が余計にかかってしまうので気をつけましょう。

部分矯正を検討する

部分矯正は全体矯正より費用を抑えられますので、自分の症状に部分矯正が適用できるか確認することをおすすめします。

前歯だけを治療したい方や、一部の歯のみを整えたい方は一度歯科医院で相談してみてください。

医療費控除を活用する

歯の噛み合わせを改善する目的でインビザラインを行うと、医療費控除の対象となります。

一方、歯並びをきれいにする審美目的は医療費控除の対象にはなりません。

はじめは見た目を美しくする目的だったとしても、検査で噛み合わせに問題があると判断されると医療費控除が適用となることもありますので、まずは歯科医院でカウンセリングを受けてみてください。

インビザラインが安すぎる場合

格安のインビザラインを提供しているクリニックが増えていますが、その中には十分な矯正効果を得られない「エクスプレスパッケージ」を提供している場所もあります。

12万円程度のエクスプレスパッケージは、他の通常のプランと比べて矯正の効果が劣る可能性が指摘されています。

また、治療期間も短縮されるため、十分な矯正が期待できない場合があります。歯の矯正は、価格だけで選ぶべきではありません。

200,000円から130万円の範囲で治療費が変わることからも、その価格差が品質やサービスの差を意味することが理解できます。

安易に格安のクリニックを選ぶのではなく、しっかりとした計画と予算を持って、自分の歯に合った最適な治療を受けることをおすすめします。

安いからといって手を出すのはリスクが伴いますので、注意が必要です。

キレイラインとの費用面での比較

キレイラインはインビザラインに比べて費用が低いため、簡単なマウスピース矯正を求める方に適しています。

しかし、より複雑な矯正や特定の結果を目指す場合、インビザラインのライトやエクスプレスが適切な選択になることがあります。

費用面だけでなく、患者様の個々のニーズや矯正の目標を考慮して、最適な方法を提案させていただきます。

なおキレイラインの相場や赤坂さくら歯科での料金については「キレイラインの料金は?なぜリーズナブル?追加費用についても解説!」をご覧ください。

まとめ

インビザラインの費用の相場は約20万円〜100万円です。

矯正する歯の範囲や症状によって大きな差がありますので、まずは歯科医院で相談することをおすすめします。

できるだけ費用を抑えるには、正しい装着方法と時間を守ったり、マウスピースの破損や紛失に気をつけてスムーズに治療を進めることが重要です。

インビザラインではマウスピース以外にもさまざまな費用がかかりますので、治療を受ける前のカウンセリングで費用の概算を確認してください。

より詳しくは、赤坂さくら歯科クリニックにてご相談・ご来院をおまちしております。

監修医師:土黒 さくら

インビザライン認定ドクター

キレイライン認定ドクター

略 歴
2014年 鹿児島大学歯学部 卒業
2014年 東京医科歯科大学 臨床研修歯科医
2015年 大型医療法人グループ歯科医院 勤務
2016年 大型医療法人グループ歯科医院 分院長就任
2018年 港区赤坂の歯科医院 勤務
2020年 赤坂さくら歯科クリニック 開院

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